富士HC当日記

朝4時に起床。モソモソとコンビニ食を朝食後、5時に宿を出発。
5時半には霊園駐車場に到着。山頂の荷物を手に取り、しばし固まる。
「おやつ、宿に忘れた〜〜〜!」
金曜夜に焼き上げたバナナケーキを、宿の冷蔵庫に入れて忘れて来ちゃった。
呻き声に訝しがる周囲のローディー(笑)。嗚呼、何て幸先の悪い展開。
ついったにつぶやき、みなさんに許しを請う…てか、
みなさん、おやつじゃなくてHCに来てるんだから良いじゃないか(爆)。

気を取り直して会場へ(一部写真をTMRのみなさんから拝借。ありがとう!)


おやつで凹むうちに、何だかお腹の調子も宜しくないよ。トイレでは大渋滞…。
自転車レースの良い所って、女子トイレがスムーズに使えることじゃなかったっけ?
やはり5000人超が集まるメガレース、女子トイレも混雑するってもんで。
嗚呼、何て幸先の悪い展開。


トイレ後は、頼みの綱の「だいじょうぶだぁどら焼き」と
「グリコーゲンワッフル」をモソモソ食べながら、お友達と談笑。
何でも自走な男子が約2名が遊びに来るらしいですよ、とコッソリ教えたりして。


なんてアップもせずにユルユル過ごす内に、スタート時間が近づく。
某アナウンサーT女史が「ここ数年伸び悩んでいるので…」てコメントを聞き
確か2年前は2時間切りしたんだよね…、じゃ彼女にコバンザメすれば確実か?と
ヤクザな思考が浮かぶも、博打な作戦が墓穴を掘ることを妙齢は良く知っている。


幸先悪い続きで、一抹の不安を抱えながらも、ゆるっとスタート。


スタートラインを切ってから1合目下の休憩所までは、結構かったるいから
時速10〜11kmで良いんだ。と走るんだけど…次々と女子に抜かれていく。
TMRのiさんには、開始1kmで華麗にスルーされる(爆)。
多少置いてかれるのは覚悟してたんだけど…、あまりに抜かれすぎて凹凹凹。


凹凹凹となると、自分はすぐにへこたれる。
ああ、2時間切り無理かも…と悲観的観測と、後悔で、頭がいっぱいになる。
いくら試走だからって、メロンパンとこけももソフトはやり過ぎだった、とか
http://d.hatena.ne.jp/dove-tae/20110519
いくら朝練だからって、餃子10個とハロハロはやり過ぎだった、とか
http://d.hatena.ne.jp/dove-tae/20110526
いくら試走本番だからって、信玄ソフトととんかつはやり過ぎだった、とか
http://d.hatena.ne.jp/dove-tae/20110526
いくらHC直前だからって、昼夜カレー三昧はやり過ぎだった、とか。
http://d.hatena.ne.jp/dove-tae/20110608


失意のうちに1合目下の休憩所を抜けるとすぐに「わっ!」と声が。
kotobuki-1さんp(>▽<)q!
我も失意を見抜かれぬように「わぁぁ」と力ない声(爆)。
その後もTMRのK5さんや、内乱ジャージのakioさん他にキャッチ&リリースされ。


徐々に、勾配は楽になってくる。周囲の男性がギアチェンジして軽快に飛ばすのに
遅れを取らないように、なんちゃってな加速を繰り返すと、光景に少し変化が。


初めに置いてかれた、女性のローディーたちの姿が見えてくる。そして
勾配の関係で、抜きつ抜かれつする女性の姿が目に入ってくる。
あのヒトに追いつけそう。て対象が見えてくる。
前回の試走で垂れた3合目付近で、気づけばAve,2km/h近く早く走れるように。


サイコンは、走行距離のみを表示してたけど(時間や時速は見たら凹むから)
時々時速を見ると「12.4km/h」と今まで見たことの無い数字。
富士の道に、神が降りてきたようです。
相乗効果で、さらに前へ前へ!と気持ちが高まる。
コレだけ試走もして身体も調子もまずまずで(喰いすぎだけど)、
今逃したら、次いつ2時間切りできるか分かんないじゃないか!!


4合目大沢休憩所先のキュン坂を、ムキムキ登り切った頃に、
LEGON伊豆支部のコソ練隊長なべさんにキャッチ&リリース。
「調子良いじゃん!」と声をかけられ、それほどでもぉ〜!とお調子に乗ったり。


平坦区間では20km/h後半でワシワシ。え?遅い?平地嫌いだから…(嘆)。
最後の坂の中腹で、TMR専属カメラマンのmoeさんハケーン。
草津では、オールスポーツに散々「ヘラ顔」を激写されたので、
真面目な顔してダンシンして…(笑)。ゴール☆


サイコンの数字を見て…。「1:50'24"」マヂっすか〜?マヂっすか〜??
正式リザルトは、以下の通りだそうです。
出場種目 ロード女子 35歳以下
距離 24 km
タイム(グロス) 1:50:12
タイム(ネット) 1:50:12
種目別順位 40/109
総合順位 99/301

何だか…嘘みたいな本当の話。マラソン大会万年ビリだった女が、嘘みたい。


夢見心地で荷物を取りに帰ると、背後から声をかけられる。
振り向くと…。試走本番で、ゴールでカフェラテをくれた男性が!
後ろのグループと聞いてて、5000人の中から探し出すのは無理だろう…と
思ってたので、この偶然にはびっくり。コレも何かの縁ですね♪


TMRの面々ともポツポツ合流、kotobuki-1さんもコーヒーポット持参で
探し当ててくれました♪kotobuki-1さんも完走&目標達成、
互いに美味しいコーヒーを味わう事ができました!復活祭大成功!!


今までの労を労い、
ただ普通に自転車を楽しめることのありがたさを、改めて思いました。


5合目は思ったほど冷えることなく、用意した防寒で十分凌げて何より。
TMRの面々とタプーリ記念撮影した後、さぁ下山。とブラリとしていたら。
「taeさんですか?」と声をかけられる。
LEGONを初めて間もない頃からのお友だち、マッチさん!
関西在住のマッチさん、いつかはお会いしたいとずっと思っていて、
富士HCではお会いできるのを楽しみにしていました。
赤ヘルアンカーが目印になって、探し当ててくれました。


いやぁ、嬉しかったなぁ。


そんなこんなで、シアワセいっぱいな気分で5合目を後にしたのでした。
富士山ありがとう…。
まさかこの後、更なる「峠」が待ち構えていたとはつゆ知らず…。


…富士HCおまけ編へ続く(爆)。