燃え殻

今週は腰痛との闘い。
実家から持ってきたアイスノンを
SCOOBIEタオルで巻きつけてアイシング。
(腰痛には効くけど他の部分をダメにしそう…)


コルセットをガチガチにして出勤するも
新患さんはベットサイドが多くて腰が悲鳴を上げる。
間接ex4名、直接ex2名…。嚥下ばっか。
嚥下にかまけて失語症訓練のプログラムが全然成ってません。
学会で買ったdysの訓練本も、
目下学生さんへの貸出しがメインだもんなぁ。イカイカン。


専門家としてのSTの意見をしっかり伝えられなきゃ。
病棟からも患者からも信頼されなくなるよ。
なんてことが、科内で話されていたわけさ。
病棟や患者やアチラコチラの意見に惑わされて
フラフラしてる我にとっちゃ、耳の痛い話です。


やっぱ我は専門家として「ナシ」なんだろうなぁ。


久しぶりに馬の骨の「燃え殻」を聴いたです。シビレタです。


我はただ、こんなことにシビレたり、
自転車で見たこと無い景色を拝んだり、
ニコニコしたり出来たらそれでいいんだけど。
「誰かのため」とか「患者さんのため」とかおこがましい事、
思うだけ空回りして、結局何も出来なくて、疲労だけが残る。
そして申し訳なさも残る。因果な職業だ。やっぱ向いてない。


どうなの、全国のSTさんよ?どうなの?
大それた使命感と責任感を保つ秘訣があったら、是非教えて欲しい。


一年前の今を思い起こす。前院の「潰れた」宣言から、
やれ次の行き先だ、患者のサマリーだ、事後処理だに追われてた。
散々病院の噂話に明け暮れて、どうなのよ?とけしかけられたり、
徐々に緊張感のなくなる病棟の雰囲気とか、いろんな事にウンザリして
もうイヤだ。もう誰の言うことも信じない。と思ってた。
思えばその不信感は今、その頃以上に膨れ上がってる気がする。


今日、前院と今の病院と、同時に訓練を受け持たせてもらった患者さんと会った。
今は別の場所で暮らすその方、心なしか以前の元気が無いように思われたけど…
またお見舞いに行きますんで、その時はたくさんお話しましょう。と伝え別れる。
彼もまた、我やイロイロな状況による空回りに振り回されて、疲れたのだろうか?
我には、空元気に「お話しましょう♪」と声をかけることぐらいしか出来なかった。


無力だ。